SUSTAINABILITY
ファッションの環境負荷を低減
石油由来の合成皮革や合成繊維。綿製品や皮革では、染色や洗浄の過程で大量の水が不可欠です。
そして、大量生産・大量消費・大量廃棄というサイクルが、マイクロプラスチックや温室効果ガスなど、環境に大きな負荷をかけ続けています。
この大きな課題を前に BHOPE創業者が注目したのが、微生物の力。
身近な植物を原料に、微生物が繊維を紡ぐ。
そんな仕組みを使えば、自然の力だけで新しい素材が生まれるかもしれない——。
そうして始まったのが、研究と実験の日々です。
さらに風合いある素材をシンプルかつ機能的なデザインで仕上げられれば、流行によるサイクルにとらわれることなく長い年月をかけて愛されるスタイルで、消費課題にアプローチすることができる。そう考え、生まれたのが BHOPE です。

BHOPEが素材とする Pelliqua®は、緑茶をはじめとするさまざまな植物を原料とできること、土に還元できることが独自の実験で実証されています。
電力や水の使用を最小限に、微生物がサステナブルな新素材を生み出す。
微生物が素材をつくり、
人がそれを育てるように使う。
BHOPEは、そんな未来のものづくりを提案するブランドです。
低い温室効果ガス排出
Pelliqua®の製造時に排出される温室効果ガス(GHG)は、製革・毛皮の製造と比較しておよそ1/8に抑えられます(自社調べ)。
主なGHG排出源は、微生物の培養に使用する電力ですが、培養工程の集積度を高めるなど効率化を進めることで、さらなる排出削減が可能です。
少ない水資源の利用
Pelliqua®の製造には、本革製造と比較して6分の1の水しか使用しません。(自社調べ)
限りある水資源を大切に使うことは、気候変動や地域の生活環境への配慮につながります。
Pelliqua®は、貴重な水資源の有効活用を目指した素材づくりを実現しています。
効率的な土地利用
現在、築50年の古民家を改装し、Pelliqua®の製造を行っています。
培養槽は垂直に配置することができるため、省スペースでの生産が可能となり、限られた空間を効率的に活用しています。